子ども連れ去り問題

おねがい

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anncaによるPixabayからの画像

連れ去りを受けた
当事者の方へ

1人で問題を抱えないでください。

問題は、いくつかに切り分けて考えることができます。

  1. 大切な子どもの喪失
    • 子どもを生活の中で喜ばせることができない
    • 子どもと一緒にご飯を食べることができない
    • 子どもと一緒に楽しむことを考えることができない
    • 子どもの将来のことを本人と一緒に考えることができない
  2. 元配偶者・パートナーなどからの実際の行動・言動による攻撃
    • そっちが悪いと主張する
    • 関係機関や周りの人に一方的な悪口を吹聴する
  3. 子どもからの態度の変化
    • 一緒に生活しない親への思いは変化します。
    • 強く拒否される場合もあります
  4. 周りの人からの視線
    • 親失格だから子どもがいなくなったのねという白い目でみられます
    • 哀れな状態だと同情されます
  5. 問題を分かち合う人の不在
    • 相談を受ける機関で、自分の思いが分かってもらえない
    • 家族や友人に話しても、しっかりと状況を伝えることができず、十分に理解してもらえていない気がする
    • 自分に寄り添ってくれる人がいない

でも、自信をなくさないでください。

子どもの連れ去りを受ける前の、自分が頑張っていた時のことを思い出してみてください。
子どもと一緒にいた時のことを思い出すことが苦痛であれば、もっと昔の自分が頑張っていた頃のこと、自分が大切にされていた頃のことを思い出してみてください。

関係機関・関わる方へ

連れ去り問題の相談を受ける機関(保育園・幼稚園・学校・児童相談所・警察・病院・役所・弁護士・裁判所)や、関わる方に対しての要望です

  1. 一方の言い分が正しいのか
    • その問題を最初に相談してきた人が言っていることが、間違いないとは、思わないでください
    • 何かのために嘘を言っているのかどうかもしれません
    • 「子どものために言っている」という言葉が嘘をつく人の常套句であることを覚えておいてください
    • 分かっている事実と、言い分の区別をして記録してください
  2. どのような方向に向かっているのか
    • 相手の悪口を言う人は、自分の思うように物事を進めるために、そうしている可能性があります
    • 何かを進めることで、誰がどうなるのかを考えてください
    • 「双方とも同じ方向を向いていて手段が違うだけ」という言葉を安易に使わないでください
    • いている方向と実際に進んでいく方向を区別してください。
  3. 一方的な決めつけだけに耳を傾けないでください
    • 言い訳をしにこない方の親は、子どもへの思いがないからではなく、もう一方の親と同じ場所にいることが難しいためかもしれないと想像してみてください
    • 頻繁に相談に来る親はそれだけ金銭的にも社会的にも恵まれた状況であることを理解してください
    • 仕事に忙しい親が子どもに対して悪い親であると決めつけないでください
    • 一方的な悪口や嘘を広められている親は、傷ついて、弁解をする元気もないということを想像してみてください
  4. 子どもがなぜそのように話すのか、よく考えてみてください
    • 子どもが喋る内容を鵜呑みにしないでください
    • ある背景から導かれた言葉の場合、その背景が嘘に満ちたものである場合があります
    • 何度も繰り返し言われている言葉によって、過去の記憶も塗り替えられます
    • 子どもが口止めをされている、脅されている可能性を考えてみてください

一方的な子ども連れ去りによって
心を痛めている方が
少しでも心が穏やかになるお手伝いが
できますように。